金砕棒 南北朝時代 名和弓雄 特殊武器 メイス 打棒系武器 武士 鬼 金棒 約158cm 約3kg 木製 武芸 武道 古武器 暗器

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商品情報

非常に珍しい金砕棒の出品です。

調べた所、金砕棒(かなさいぼう)とは日本の打棒系武器の一種で、南北朝時代に現れたと考えられています。

初期のものは櫟(イチイ)、栗、樫などの硬い木を1.4 - 2メートル程度の八角棒に整形したものに「星」と呼ばれる正方形あるいは菱形の四角推型の鋲と箍で補強したものであったそうです。

後に「蛭金物(ひるかなもの:帯状の板金)」を巻き付たり長覆輪(ながふくりん:鉄板で覆う)といった鉄板で覆って貼り付け補強した拵えとなり、時代を経るごとに鋳物製から鍛鉄製になったそうです。

金砕棒の使用法は、刀では鎧を断ち切ることは非常に困難ですが、叩くといった行為に対しては耐性は低い為、金砕棒のような打撃に特化した武器が登場し、金砕棒は叩くことに特化した武器であり、頭を叩かれればもちろんのこと、胴であっても打ち付けられれば相当の衝撃であり、その衝撃で怯んだときに組み合って首を獲る、そのまま叩き殺す(骨を粉砕する、内臓を潰すなど)といった戦い方が可能だそうです。

ただし、六角棒か八角棒を鉄板で包んだもの、鉄の筋金を打ち付けたものは普通は全長212センチメートル前後、最も長いもので360センチメートル前後、完全鉄製のものは全長150センチメートル前後という大きさから非常に重かったため、筋力に優れた者でなければ使いこなせないという弱点がありました(Web参照)

今回、出品する金砕棒は全長約157.5 cm(環を含む)で、重量は2.9kgと非常に重厚です。

先端部は六角で柄の持ち手部分は丸に仕立てられ、しっかりと握り込める様に段差がつけられ革が巻かれています。

重量はあるものの、持った際には非常にバランスが良いです。

木部には経年や実戦による多少のキズはありますが、割れなどはありません。

持ち手下部に取り付けられた鉄製の大きな環には、歪みやガタはなくしっかりしています。

また血留玉もついていることから実戦を想定して作られた、とても貴重な一品です。

先端部は至る面が丈夫な鉄板で補強されています。

他の一般的な金砕棒の様にイボ状の鋲ではなく、極めて厚いギザギザの鉄板がビッシリと取り付けられています。

先端部の金物やギザギザのトゲ状の金具には欠落や傷みはありません。

かなりの威力があり、一説には武芸者や海上での戦を主とする海賊や水軍が塩害により錆びてしまう刀の代わりに強力で刀を打ち負かす武器として用いたそうです。

保存状態も素晴らしく、とても珍しい古武器を歴史的資料やコレクションなどにいかがでしょうか?

どなたかお好きな方にお譲りできたら幸いです。

サイズ
全長...157.5cm
重量…2.9kg

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